仏壇供養 神棚供養|お焚き上げ供養が必要なワケ
お仏壇の中に置かれているお位牌やご本尊(小さな木像もしくは掛け軸)は、通常購入直後に僧侶により「開眼(魂入れ)」の儀式が行われます。
そして、お仏壇そのものは、サイズが大きく持ち運びが難儀であるため、僧侶が開眼を行う場合と行わない場合があり、筆者の経験ではその比率はほぼ1対1です。
つまり、魂が入っているお仏壇と入っていないお仏壇がある、と言ってよろしいかと思います。檀信徒さんのお家にお伺いするときに尋ねると「魂を入れたかどうかわからない、覚えていない」という答えを聞くことが多いです。
一方、神棚ですが、諸説ありますが、神棚には、概ね三枚のお札を祀るのが普通です。
一枚は天照大御神(伊勢の主神)で、もう二枚は基本的に自由ですが、そのうちの一枚は普通、地域の氏神さまなどの神様を祀ることが多いです。
そして、それらのお札は「魂が入っているお札」以上の、いわば「神様そのもの」と考えられます。ですが、神棚そのものは「お札すなわち神様の住処(すみか)」であり、魂が入っている、という解釈はしません。
以上、お仏壇や神棚には、魂が入っているケースとそうでないケースがあります。
一つ言えることは、魂が入っているならもちろん、仮に魂が入っていないにしても、廃棄する際には、きちんと魂抜きやお祓いをして、感謝の気持ちを示すことで気持ちは清らかになり、心の安定が得られ、その後の人生に前向きに臨むことができます。
したがって、お仏壇や神棚も、しっかりとお焚き上げをすることをお勧めいたします。
真言宗僧侶 高橋泰源
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